
セルに「0001」と数値だけ入力すると、「冒頭の0(ゼロ)」が消えて「1」に変わることがあります。以下のようなイメージです。
あえて「0001」と入力しているのに、勝手に数字が変換されると困りますよね。
このような現象は、エクセルの「セルの表示形式」を変えないで入力した場合に起こります。
「セルの表示形式」とは、「あらかじめセルに指定したデータを表現するための形」です。初期値では「標準設定(デフォルト)」になっております。デフォルトではエクセルが「冒頭の0(ゼロ)は不要」だと解釈し、「1」と変換してしまうのです。
そこで、「ユーザー定義」で表示する桁数を指定すれば、「0001」に変えられます。
本記事では、「冒頭の0(ゼロ)」を表示させる方法を紹介します。
「セルの表示形式」で「1」を「0001」に変換する
まず、「ホーム」画面から右上の「書式」を指定し、一覧から「セルの書式設定」を選択します。
次に、現れた画面が左上の「表示形式」を開いているのを確認してから、「ユーザー定義」を選択してください。
そして、右中央の「種類」下枠に「0000(ゼロを4つ)」と入力し、「OK」を選択します。
これで、冒頭の「0(ゼロ)」が表示できました。

クワハラ君
実はすでに、以下のような表を作成ずみなんだ。複数のセルを一発で変える方法ないかな・・・・・・

KUMI
安心してください!「セルの範囲指定」を使えば、複数のセルをまとめて設定できますよ。
複数のセルの「表示形式」を変えたいときは、あらかじめ対象のセルを「範囲指定」すると、一括で更新できます。以下の通りです。

クワハラ君
すごい、あっという間に解決しました!

KUMI
もし、セルの範囲指定がわからない場合は、以下の記事をご覧ください。
まとめ
セルの初期設定のまま「0001」と入力すると、エクセルが「冒頭の『0(ゼロ)』が不要」だと解釈してしまいます。
そのようなときは、「セルの表示形式」を変えれば、指定したとおりに表示可能です。
細かい数字で表を作る際に役立つため、目的によって使い分けを行いましょう。