エクセルで表を作成する時、入力作業はなるべく省きたいですよね。

特に、以下の表のような、連続した番号や時間、年月、曜日を打ち込む場合です。
連続データ

このような規則性があるデータの追加は、単純な作業の繰り返しです。面倒なだけてなく、間違えやすいです。

実は、「オートフィル」を使うと、文字や数字の一部を入力すれば、数回の操作で連続した値が追加できます
オートフィル実行後

ただ、オートフィル機能も万能ではありません。

入力した値の後、どのような情報が続くのかエクセルに登録がないと、連続データが得られません。このような場合は、新しい規則を追加する必要があります。

そこで本記事では、オートフィルの使い方だけでなく、初期状態で使える連続データや、新規登録のやり方のについても説明いたします。

この方法を取得すると、今までの入力が格段に早く終わります。ぜひ参考にしてください。

1.オートフィルの使い方

そもそもオートフィルとは、エクセルで規則的な数値や日付を自動的に入力できる機能のことを言います。
オートフィル実行後

オートフィルには、以下4通りの方法があります。

  1. 「Ctrlキー」を押しながらマウスドラッグする(マウスドラックとは、マウスの左ボタンをクリックしたまま、マウスを移動する操作のことです)
  2. 「オートフィルオプション」を使う
  3. 「連続データの作成」を使う
  4. ダブルクリックを使う

順を追って説明いたします。

1-1.「Ctrlキー」を押しながらマウスドラッグする

「Ctrlキー」を押しながらマウスドラッグする方法を、説明いたします。

まず、任意のセル(今回はB3)に、連続入力するデータの一部(任意の数字:今回は1)を追加します。
連続入力するデータの一部を追加

次に、マウスカーソルをセルの右下に合わせてください。

すると、フィルハンドル(セルの右下に表示される十字キー)が表示されます。少しお待ち下さい。
フィルハンドル表示

そして、「Ctrl」キーを押しながら、マウスドラッグをします。
「Ctrl」キーを押しながら、マウスドラッグ

ドラッグのイメージは以下になります。
ドラッグのイメージ

「Ctrl」キーの場所は、右下または左下あたりにあります。以下の図で確認してください。
「Ctrl」キーの場所

これで、番号の連続入力ができました。

ちなみに、マウスドラッグを横方向に移動すれば、行の連続データも作成できます。
横方向に移動

1-2.「オートフィルオプション」を使う

「オートフィルオプション」は、「Ctrl」キーを押しながらマウスドラックが使えないときに便利です。

例えば、手を怪我して片手で作業する時などに活用してください。

操作方法は、任意のセルに連続入力するデータの一部を入力し、「十字キー」を表示するところまでは、前項と同じです。

この後、「十字キー」をマウスドラックし、右下に表示されるマークをクリックしてください。
「十字キー」をマウスドラックし右下に表示されるマークをクリックするイメージ

そして現れた選択画面から、「連続データ」をクリックします。
「連続データ」をクリックするイメージ

すると、前項と同じように、連続入力ができました。
連続データが表示されたイメージ

1-3.「連続データの作成」を使う

画面におさまりきれないデータの番号を追加するとき、マウスドラッグはやりづらいです。
画面に入り切らないデータのイメージ

そのような時は、今から紹介します「連続データの作成」の使用をおすすめします。

使い方は、連続入力するデータの一部を入力し、「十字キー」を表示するところまでは、今までと同じです。

次に、「ホーム」→「フィル」→「連続データの作成」をクリックします。
連続データの作成をクリックするイメージ

そして現れた画面を、以下の通り設定して「OK」をクリックします。

  • 範囲:列
  • 種類:加算
  • 増分値:今回は1
  • 停止値:今回は30

連続データの作成で条件設定するイメージ

すると、30件分のデータが追加されました。
連続データの作成のイメージ

1-4.ダブルクリックを使う

以下の図のように、オートフィルしたいセルの隣にデータがあるときは、ダブルクリックでも入力ができます。
オートフィルするセルの横にデータがあるイメージ

使い方はまず、前項と同じように任意のセル(今回はC5)に、時刻(今回は6:00)を入力します。
時刻を入力するイメージ

次に、セルの右端にマウスカーソルを合わせて「十字キー」を表示し、そのままダブルクリックをします。
十字キーをあわせてダブルクリックする前のイメージ

これで連続データの入力ができました。
ダブルクリックで連続データ追加イメージ

2.一つ飛び(例:1、3、5・・・)の連続データを作成する

オートフィルは、最初に入力するデータの規則を入れると、それにともない一覧が表示されます。

例えば以下のように、「1、3、5・・・」と、一つ飛びのデータを入力する場合です。
一つ飛びのデータを作成したイメージ

まず、任意のセル(今回はB2)に「1」と入力し、すぐ下のセル(今回はB3)に「3」を入れます。
任意の数字を入れた後のイメージ

次に、先程入力した「1、3」を選択し、十字キーを表示させます。
入力した値を選択するイメージ

そしてマウスドラックをし、一つ飛びのデータが入力できました。
一つ飛びのデータを入力するイメージ

もし、2飛びにしたければ「1、4」、3つ飛びにしたければ「1、5」といったように、任意の数字を入れるようにしましょう。

この方法は、日付、曜日などについても使えます。
一つ飛びのデータを作成するイメージ

応用して使い分けるだけでも、エクセルの入力スピードが一気に加速します。

3.オートフィルを使うときの注意点

エクセル2016の初期設定では、オートフィルで連続入力できるデータは、以下10種類あります。

  1. 数字
  2. 文字+数字
  3. 年月日
  4. 曜日 英語表記(Sun、Sunday・・・)
  5. 曜日 日本語表記(日、日曜日・・・)
  6. 月(1月、2月・・・)
  7. 四半期(しはんき:第1四半期、第2四半期・・・)
  8. 陰暦(いんれき:睦月、如月・・・)
  9. 干支(えと:子、丑、虎・・・)
  10. 十干(じっかん:甲、乙、丙、丁・・・)

初期設定で連続入力できるデータのイメージ

ここで気をつけて頂きたいのは、先に述べた10種類の文字と違う形だと、連続入力ができません。

例えば、「1月」と「一月」は、数字の書き方が違うだけで、言葉の意味は同じです。

しかし、オートフィルを使うと、「1月」の次は「2月、3月・・・」と続きますが、「一月」では、「一月」という文字がコピーされます。
連続データができない場合のイメージ

なぜなら、エクセルは入力したデータの規則性を、以下2通りの方法で判断しています。

  1. 数字(アラビア数字)、文字+数字、日付のいづれか
  2. 「ユーザー設定リスト」に登録があるか

「ユーザー設定リスト」は、「ファイル」→「オプション」→「詳細設定」→「全般」→「ユーザー設定リストの編集」をご確認ください。
ユーザー設定リストを表示するイメージ

「1月」という言葉の後が「2月、3月・・・12月」だとわかるのは、「ユーザー設定リスト」に登録があるからです。

「一月」は「ユーザー設定リスト」の登録がありません。エクセルで規則性がわからないときは、コピーされます。

もし、「一月」という表示の連続データをよく使うときは、次項の方法で、ユーザ設定リストに登録しましょう。

4.「ユーザー設定リスト」の登録

「ユーザー設定リスト」の登録の仕方について、以下のとおり説明いたします。

まず、エクセルの任意のセル(今回はD2~D13)に、登録したい連続データを入力します。
ユーザー設定リストに登録したいデータのイメージ

次に、「ユーザー設定リストの編集」を開き、現れた画面の「インポート」ボタンの右隣にある、「 ↑ 」をクリックしてください。
矢印をクリックするイメージ

「ユーザー設定リスト」は、「ファイル」→「オプション」→「詳細設定」→「全般」→「ユーザー設定リストの編集」をご確認ください。
ユーザー設定リストを表示するイメージ

そして、登録したいデータを選択するため、画面が変わります。

先程入力した任意セル(今回はD2~D13)を選択し、現れたダイアログボックス(パソコンの画面上で、動作の要求やエラーメッセージを表示する枠のこと)の、右はしにある「 ↓ 」ボタンをクリックします。
登録したいデータを選択するイメージ

すると、再び表示された「ユーザー設定リスト」の右端に、登録した連続データ(一月、二月・・・十二月)が加わります。

内容を確認し「OK」ボタンを押せば、登録完了です。
ユーザー設定リスト登録後のイメージ

これで「一月」にオートフィルを使うと、「一月、二月・・・十二月」と連続データができるようになりました。
一月を登録した後にオートフィルを使ったイメージ

まとめ

本記事で述べたように、オートフィルの使い方を取得すると、驚くほど楽に連続データの入力ができます。

オートフィルの活用方法は、数字や曜日といった一般的な順序だけではありません。「ユーザー設定リスト」を登録することで、あなた独自の連続データも作成できます。

エクセルのデータ入力の効率化にお役立ていただければ幸いです。

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